英語圏での留学を目指している、もしくは検討されている方々は、留学前に少しでも英語力をアップしたいと思っていることでしょう。
どの時期に留学するかによって、例えば高校で留学するか、大学で留学するかによっても対策が必要な勉強内容や、受けるべき試験などが違ってきます。
そこで、気軽に取り組めるオススメの英語学習方法をご紹介します。
高校交換留学に必要な英語力
高校交換留学では多くの場合、英語で授業についていけるだけのリスニング力およびリーディング力があるかを証明するため、
ELTiS (English Language Test for International Student)という試験を受け、一定以上のスコアを取る必要があります。
いわゆる英検やTOEICなどの一般的な英語試験とはかなり違い、授業で先生の指示を正しく理解できるか、クラス内でのディスカッションについていけるか、さらには数学や生物の授業で使われる用語を理解しているか、などが鍵となります。授業で先生がよく使うクラスルームイングリッシュを始め、主要教科の語彙力を高めておく必要があります。
大学留学に必要な英語力
大学で留学する場合、TOEFL iBTが一般的ですが、最近はIELTSのスコアでも可能な大学が増えてきました。
どちらもリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの４技能を試す試験になりますが、大きな違いとして、TOEFL iBTはスピーキングも含め試験は全てコンピュータ上で行われます。
一方、IELTSはリーディング、リスニング、ライティングは筆記、スピーキングは試験管との面接となります。どちらも大学の講義内容のようなアカデミックなものが扱われ、トピックも文系から理系まで幅広く出題されます。
また、試験時間も非常に長くなるため（TOEFL iBTの場合、3時間強）、集中力を維持させることが何より大事です。
総合的な英語力
普段の心がけ次第では、どんなことからでも英語スキル全般の向上は可能だと思います。例えば、リスニングは、興味のない内容をただ漫然とだらだら聞いていても身につきません。
しかし、自分の好きな海外ドラマやアニメ、コメディ番組など、楽しみながら視聴できる番組であれば、集中して何時間でも英語を聞くことができますね。
今はNetflixや Amazon Primeビデオなど、パソコンやiPadがあれば好きな時間に気軽に何番組でも見ることができる便利な世の中ですので、是非、アメリカの学園ドラマやファミリー向けコメディ番組は勉強目的で見てみて下さい。
授業風景やカフェテリアでの様子、家族や友達とのやり取りなど、ためになるリアルな表現が満載です。
これは使える！と思える言い回しがあったら、
・すぐにメモを取って書きとめたり（ディクテーション学習）、
・すぐに口に出してイントネーションも含め丸ごと真似してみましょう（シャドーイング学習）
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ポイントは直ぐにすることです。「後でやろう」と思うと忘れてしまいます!
このようなことを習慣づけ根気強く続けていると、いつの間にかリスニングだけでなく、スピーキングのスキルも向上してきます。
また、長い文章を読んだり聞いたりした時、集中していたはずなのに、内容がさっぱり頭に入ってこなかったり、聞き終わったそばから忘れてしまう、という経験はありませんか？
英語はある程度の単語の固まり（チャンク）や意味上のまとまりを表すフレーズの連なりでできています。
単語単位で区切って意味を一つ一つ理解しようとすると、大量の情報を瞬間的に処理しなくてはならない場合に解釈が追いつかず、結果として全体の意味を理解することができなくなってしまいます。
英語は常にチャンクやフレーズ単位で学習することを意識づけ、単語を覚える時はその意味を単独で覚えるより、フレーズの中でよく使われるパターンを丸ごと覚えるようにすると、リーディングやリスニングのみならず、ライティングやスピーキングでも非常に役に立ちます。
英語で話す内容も大切
最後に、日本人は自分の意見を表明するのが苦手です。
政治・経済や社会情勢といった難しい話題全般について様々な意見を持っている必要はありませんが、日頃から好きなファッション、音楽、スポーツ、食べ物、旬な話題など身近なテーマで自分の考えや意見をさっと言えるように、電車での移動中などちょっとした隙間時間に考えていると、いざという時に役立ちます。
今の旬のネタだったら、カルロス・ゴーン氏の逃亡劇から日本の司法制度にまで膨らませて話ができ、自分の意見が言えたらカッコいいですね！
アユサ高校交換留学
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