大学留学・大学交換留学

SATとは(アメリカ大学受験)

日本では31年間続いた大学入試センター試験が終わり、2021年から「大学入学共通テスト」という新たな入試になりますね。
この「大学入学共通テスト」は、思考力 判断力問うものが増えると言われています。

さて、アメリカ大学進学の手続きや試験はどうなっているのでしょうか?

アメリカの大学進学に必要な内容

• アプリケーション (個人情報)
• 活動 (スポーツ、ボランティア、部活)
• SAT® か ACTの点数
• 高校の成績
• References(推薦状)
• エッセイ

SAT®とは?

ここではSAT®の概要について、簡単にご説明します。

SAT®(Scholastic Assessment Test)は、米国の大学進学希望者を対象とした共通試験で、非営利法人である「College Board®」が主催する学力テストです。
米国の大学の合否の基準になるテストとして大学進学を希望する米国内の高校生や海外からの高校生の多くが受験するテストです。

そのスコアは米国の大学入学時に考慮される要素の1つです。
1901年に導入され、何度か大幅な改定を経て、現在、米国内でもっとも広く大学受験に使われているテストです。

SAT®テストの流れ

Section 1: Writing・小論文(25分)
Section 2~7: 25分セクション(Critical ReadingとMathの計6セクション)
Section 8~9: 20分セクション(Critical ReadingとMathの2セクション)
Section 10: Writing・選択問題(10分)
※Section 2~9の試験順は受験者によって異なり、個別に指定された順番で行います。

SAT®の2つのテストの違い

SAT®には①SAT Reasoning Testと②SAT Subject Testsがあります。

①SAT Reasoning Test(旧SATI)
一般にSAT®と言えばこちらを指します。
・Critical Reading(読解)
・Writing(文法+エッセイ)
・Math(数学)
の3教科、それぞれが200点から800点で合計2,400点満点(最低が600点)で評価されます。

②SAT Subject Tests(旧SATII)
いろいろな教科の科目別テストです。
英語、歴史・社会学、数学、自然科学、語学の5分野・20科目の中から、1回の試験で最高3つまで受験できます。
各テストはSAT Reasoning Testと同じで各200点から800点で評価されます。(通常、SAT Subject Tests™ は大学側が科目も指定します)

SAT®の開催回数

SAT®のテストは、米国内では1年間に7回実施され、繰り返し受験することが可能です。(年によってテストの開催される月は変わります)
米国外では、通常は年6回の実施になることが多いので、実施時期に注意が必要です。

SAT®のスコアに有効期限はありませんが、取得から5年以上経過したSAT®公式スコアレポートは新しいスコアに比べ学力の判断基準として有効性が低い可能性があります。

SAT Reasoning Testのテスト形式

SAT® テストは紙ベースで実施されます。各科目ともマークシートで解答、Writingのエッセイ(小論文)は解答用紙に鉛筆で記入します。
テストの数はCritical Readingが3テスト、
Writingでは文法2テスト、エッセイ(小論文)1テスト、Mathが3テスト、
これに加え得点にならないテストが1つあり、合計10テストを約3時間かけて解答します。

● Critical Reading
23~25問の25分セクションが2回、19問の20分セクションが1回の、3つのセクションがあります。
短文の読解問題と長文の読解問題、空欄補充の文章完成問題が出題されます。

● Writing
文法や解釈に関する選択問題は、35問の25分セクションが1回、14問の10分セクションが1回行われます。
筆記による小論文(Short Essay)は1問25分セクションです。選択問題では文章の間違いを訂正するよう求められ、
間違いがあれば適切な修正を、間違いがなければ原文を変えないという選択肢を選びます。

● Math
18問の25分セクションが1回、20問の25分セクションが1回、16問の20分セクションが1回の、3つのセクションが行われます。
選択式またはgrid-in方式(回答欄[grid]の該当する数字を塗りつぶす)で解答します。
テストの内容は関数、指数、線の性質など広範囲の分野から出題されます。代数、幾何、計算、関数、グラフについて初級から中級レベルの学力が必要です。

SAT Subject Tests™のテスト形式

SAT Subject Tests™には科学、社会、言語などの5分野・20科目のテストがあり、
大学が指定した科目を選択して受験します。(1科目から、最大3科目まで一度に受験可能)各科目とも試験時間は60分で、選択式のマークシート方式です。語学のリスニングは、持参したCDプレーヤーで問題用CDを再生します。

米国の高校での授業内容に基づいたテストなので、米国内で教育を受けていない人にはかなりのハンディがあるテストと言われています。

アメリカの大学進学を目指す中高生へ

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