アメリカのほとんどの州では、11月5日（日）に時計を1時間戻し、サマータイムが終了します。
サマータイムがない州がある？
ほとんどの州にサマータイムがありますが、ない州があります。
ハワイ州とアリゾナ州の一部にはサマータイムがありません。
アリゾナ州では、夏時間を実施しない理由として、夏季における高温と乾燥した気候が挙げられています。夏時間を実施すると、日没が遅くなり、屋外での活動が不快になるため、地元の住民やビジネス界からの反対があり、1970年代に夏時間導入の法案が否決されました。
ハワイ州では、夏時間を実施しない理由として、観光業にとって不利であるという点が挙げられています。夏時間が実施されると、太陽が遅く沈むため、海やビーチなど、観光客が多く訪れる場所が暗くなる時間が遅くなり、ビジネスへの影響が懸念されたためです。
サマータイムがなくなる日が来る？
Sunshine Protection Actという法案を知っていますか？ニュース番組やSNSで聞いたことがありますか？
この法案は、アメリカ合衆国上院と下院の議員によって2018年に提出された法案です。
この法案は、夏時間を1年中継続することを義務付けるものでした。つまり、夏時間が終わってから通常の標準時に戻ることはなく、1年中夏時間が適用されることになります。
しかしこの法案はまだ議会での審議が続いており、現在までに可決されていません。そのため、アメリカ合衆国では引き続き、標準時と夏時間が交互に実施されています。
Spring forward, Fall back と覚えよう！
春になると、時計を1時間進めて夏時間を開始するため、「spring forward」（前進する）という言葉が使われます。
秋になると、時計を1時間戻して通常の標準時に戻すため、「fall back」（後退する）という言葉が使われます。
携帯電話やパソコンなど自動で時刻変更に対応しているものは大丈夫ですが、
その他の時計を1時間戻すことをお忘れなく！
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