教材の少ないELTiSは、 どう対策すればいいんだろう??
前回の記事ではELTiSが特殊なテストであること、そして非常に対策のしにくいテストであることを説明しました。しかし、ELTiSに合格し、留学資格を得るためにはそれ相応のレベルまで英語力を上げる努力をしなければなりません。
結論から言うと、ELTiSの対策に近道はありません。最終的には自分の総合的な英語力が問われます。
つまり、ELTiSの対策とは自分の英語力を上げるための勉強と同じなのです。それを踏まえてこの記事を読んでいただければと思います。
リスニング
ELTiSのリスニングで高得点を取るためには、クラスルーム内の日常的な会話から、科学・文学などの学術的な分野等、幅広い単語を聞き取れることが前提となります。
口語的な表現を対策するためには、日常的に英語の映画やドラマを観ると良いでしょう。
YouTubeやNetflix等の動画アプリを使えば、英語の動画はいくらでも出てきます。自分の興味のある動画であれば飽きることもないですし、学習が長続きしやすいです。生の英語に日常的に触れる習慣を身につけましょう。
学術的な分野の問題で点数を取るには単語を知らないとかなり難しいです。リーディングの勉強の際に出てくる単語の発音をしっかり確認するようにしましょう。
リーディング
ELTiSのリーディングは、とにかく単語の難易度が非常に高く、大学受験に準ずるレベルであるとも言われます。
ただ、文法的にひねった文章はあまり出題されないため、単語さえわかってしまえばすらすら解けるテストでもあります。
リスニングにおいてもリーディングにおいても、幅広い単語を身に付けることが必要となるため、CD付きの英単語帳を1冊マスターするのが良いでしょう。
筆者のおすすめは「TOEFLテスト英単語3800(旺文社)」です。
さまざまな教科に対応した学術的な単語・熟語が多く収録されており、基礎から応用までレベル分けもされています。
教科ごとに頻出単語をまとめた別冊冊子もあり、ELTiS対策だけでなく、アメリカの高校準備ないしは帰国後の大学受験までずっと使える一冊になっています。
ただ、単語の難易度は少し高いかもしれません。
留学団体のサポート
Ayusaではプログラム参加者にELTiSの単語リストの配布と対策講座の実施を無料で行っています。
このように留学団体で配られる教材も積極的に活用していきましょう。
まとめ
これまで2回にわたってELTiSの特徴とその対策方法を説明してきました。
ELTiSは自分の英語力の現状が如実に表れる場ではありますが、とにかく単語を意識して学習することが高得点へと繋がります。
この記事で紹介した勉強方法は、ELTiSのみならず、今後の英語学習において必ず役に立つものばかりです。
日常的に英語の動画を見ていれば、耳が慣れてきて留学先でのスタートダッシュが期待できますし、単語を覚えるメリットは言わずもがなです。
ここで紹介したもの以外にも、学校での英語の授業やその他の英語の学習などもすべてELTiSの対策に繋がっています。普段から意識して、是非取り組んでみてください!
前回の記事
2020年(前編)ELTiS アメリカ高校留学~最初で最大の試練~
www.intraxjp.com/ayusa/kyokasho/study_abroad/highschool/eltis-2021/
アユサ高校交換留学
www.intraxjp.com/ayusa/