アメリカの生活

アメリカの大学進学

アメリカの大学についてお話しします。

アメリカの教育制度

アメリカの義務教育は、日本の幼稚園年長にあたる歳から始まり高校まで続きます。
幼稚園(kindergarten)の後、
1年生から12年生(グレード1~12)で小学校、中学、高校と進んでいきます。
日本の高校は Secondary school と呼ばれグレード9~12の4年間となり、
グレード9を「フレッシュマン」、10を「ソフォモア」、11を「ジュニア」、12を「シニア」と呼びます。

SATと大学受験願書

ジュニアとなる夏前にSAT勉強をして、シニアの前半に大学へ大学受験願書(アプリケーション)を提出します。
人それぞれですが、平均すると1人あたり約10~15校にアプリケーションを送るようです。
SATについては、また別途お話ししますね。

さて、それではアメリカにはどのような大学があるのでしょうか?

Public University(公立大学)

アメリカでは、国ではなく州によって公立大学が運営されています。
日本でよく知られているカリフォルニアのUCLA (University of California Los Angels)もその一つです。
公立大学は、各州の税金で運営されているため現地の学生は安く授業を受けられるようになっています。
一方、それまで税金を納めていない外国人の授業料は現地学生の学費と比較すると2倍~3倍程となる場合が多いです。

カリフォルニア大学 CSUとUCの違い

カリフォルニアの公立大学にはCSUとUCがあります。
1960に米国にで設定された「カリフォルニア高等教育マスタープラン」では、
州立高等教育機関の量的拡大とそれに対する批判を受けて、機関の使命・役割を明確に分類し
この分類に沿って、キャンパス配置、大学院教育の提供方法、入学要件の設定、機関間の調整、計画的整備等についての高等教育計画の立案を行っています。

・CSU
CSUはCal State: California State Universityの略です。実践的分野及び教員養成をしています。
CSUは、成績上位3分の1(33.3%)以内が条件となります。
学部+大学院(修士、研究活動は教育活動関連に限定されています。

・UC
UCは、University of Californiaの略です。州の中心的研究機関となります。
UCは、成績上位8分の1(12.5%)以内が条件となります。
学部+大学院(修士,博士)、医学,法学等の職業専門職を目指し、より高度で理論的な大学院生の教育と大学自体の研究を促進しています。
 
CSUとUCの2つの大学システムの役割は今でも基本的に守られながら、教育・研究で非常に多くの成果を収めてきました。
現在は、アメリカのみならず世界の大学教育・大学改革のモデルとなっています。

Private University(私立大学)

アメリカの私立大学は原則として政府の影響を受けないので、政府ができない行動をとることができます。
世界大学ランキングトップレベルのアメリカの私立大学は、
ハーバード大学、
スタンフォード大学、
イエール大学、
コロンビア大学、
プリンストン大学などがありますね。

ちなみにフェイスブックの創業者マーク・エリオット・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)はハーバード大学卒業、
アマゾンの創業者ジェフリー・プレストン・ベゾス(Jeffrey Preston Bezos)はプリンストン大学卒業です。

Community College(私立大学)

コミュニティカレッジは、その名の通り税金を払っている地域の人々に教育を提供しており、そして、誰でも学べる地域のカレッジとして位置づけられています。
カリフォルニアの California Community Collegesは(CCC)と呼ばれています。
コミュニティカレッジは、高校卒業資格があれば正規の学生(Fulltime Student)として登録でき、所定の必要単位を取得すれば準学士号(Associate Degree)を取得できます。
在学中の単位の取り方により、4年制の大学に編入(transfer)することも可能です。

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