アメリカと深い関係のある中東の国々はたくさんありますが、今回はイランとアメリカとの関係についてアユサ高校交換留学の根本先輩から聞いてみましょう!
アメリカとイラン
イランは反米国家と言われていますが、歴史上ずっと反米であったわけではありません。
イランにはかつて、パフレヴィー朝という王朝が存在していました。パフレヴィー朝はアメリカと協力して石油資源の開発などを進めていて、とても親米的な国家でした。
イラン革命 (Iranian Revolution)
イランに転機が訪れたのは1979年のイラン革命でした。パフレヴィー朝の成立以前、イランはイスラム教のシーア派を国教としていました。
イラン革命とは、その伝統的なイランの信仰に立ち返るべきだと考えた民衆が、パフレヴィー朝という国の政権をひっくり返した革命です。
革命以来、イランは親米国家から反米国家になってしまい、アメリカとの関係は改善されない状態が続いています。
核開発問題 (nuclear development issues)
アメリカとイランの間で揉めているのがイランの核開発問題です。2002年、イランが核兵器を開発しているのではないかという疑惑が浮上しました。
イランが核を開発してしまうと、その周辺国まで核開発を始めてしまうのではないかと思ったアメリカは、イランに核開発を制限するよう迫りました。
そして2015年、オバマ前大統領は、核開発を大幅に制限するという核合意をイランと結びました。しかし、それをひっくり返したのがトランプ氏です。
トランプ氏とバイデン氏の政策の違い
では、次の大統領選挙におけるトランプ氏とバイデン氏の、イランとの核合意に対する政策の違いを見てみましょう。
Trump: We should pull the United States out of the nuclear deal.
アメリカは核問題から手を引くべきだ。
【覚えたい単語・熟語】
・ pull out of: 撤退する
・ nuclear: 核の
・ deal: 取引、計画
Biden: We should re-enter the nuclear agreement with Iran.
イランとの核合意に再加入すべきだ。
【覚えたい単語】
・ re-enter: 再加入する
・ agreement: 合意
難しい問題だと思います。今後の動向などについては、ぜひニュースなどでチェックしてみてくださいね。
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