皆さんは、アメリカの高校の部活動がどの様な感じかご存知でしょうか?
アメリカに高校交換留学を考えている方にとっては非常に気になるテーマですよね。
今回の記事では、そんなアメリカの高校の部活動について紹介していきます!
アメリカの高校も日本の高校同様、運動部および文化部が存在する学校が多いです。
では日本の高校とはどの様な点が異なり、どの様な特徴がアメリカの部活動にはあるのでしょうか?
シーズン制に関して
アメリカの高校の部活動に関して、一つ目の大きな特徴は、シーズン制です。
アメリカの多くの高校は、「シーズン制」を導入しています。
このシーズン制とは、簡単に言うと、季節に応じて行えるスポーツが決まっており、各季節ごとに異なる部活動に取り組むことです。
少しわかりにくいので、日本の高校と比較して説明したいと思います。
例えば日本の高校では、高校入学時にサッカー部に入部すると決めると、一般的に高校三年生の夏頃(引退)までずっと同じサッカー部に所属しますよね。
ですがアメリカの高校には、この様な継続してずっと同じ部活動に入り続けるという概念がないです。代わりに、季節ごとに異なる部活動に所属します。
アメリカの高校では、1年間を以下の様な3つのシーズンに分けます。
夏~冬 シーズン (だいたい8月~11月)
冬~春 シーズン (だいたい12月~3月)
春~夏 シーズン (だいたい3月~6月)
そして、例えば夏の暑いシーズンには、屋外競技(サッカー、アメフト、フィールドホッケー等)の部活動に参加することができます。
逆に、冬の寒いシーズンには、屋内競技(バスケ、屋内陸上、アイスホッケー)の部活動に参加することができます。
また再び気温が暖かくなる春のシーズンには屋外競技(野球、ラクロス、テニス、陸上等)の部活動に参加することができます。
この様にアメリカの高校では、季節に応じて3か月単位などで部活動を行っていく、シーズン制を導入している高校が多く、日本の高校の部活動との大きな差です。
そのため、一年間のアメリカ高校交換留学に行くと、3シーズン過ごすため、最大で3つの異なる部活動を経験することができます。
ただ、例外的に、チアリーディング部やアメフト部など、シーズン制の枠にとらわれず、比較的長期間活動する部活動もあります。
アメリカでの部活動の入り方
続いて、アメリカでの部活動の入り方について紹介します。
アメリカでの部活動の入り方は主に2種類存在し、だれでも入れるパターンかトライアウトを受けて入るパターンです。
一種類目の「だれでも入れるパターン」は文字通り、初心者であっても誰でも参加できるパターンのこと。
二種類目の「トライアウトを受けて入るパターン」とは、入部テストを受け、そのテストに合格した場合のみ、部活動に入れるパターンです。
トライアウトとは、部活動に入るための入部テストを意味し、生徒数が多い大規模な学校などでは、人気の部活動(アメフト部やチアリーディング部など)に人数が集まりすぎないように、複数の部活で入部テストを設けている場合があります。
この様な場合、トライアウトを受け合格できれば部活動に参加することができます。
おそらく日本でも強豪校の場合、この様な入部テストが存在しますよね。
1軍・2軍のレベル分け
最後に部活内でのレベル分けについて紹介します。
アメリカの部活動では運動部を中心に、1軍・2軍の様に生徒のレベルに応じてチームが分かれていることが多いです。
例えばサッカー部だと、1軍のVarsityと2軍のJV (Junior Varsity)に分けられます。
この様にアメリカの部活動では、今までの経験やレベルに応じてチーム分けがされるので、初心者でも比較的簡単に参加しやすい部活動の環境があります。
そのため、部活動の経験がない留学生でも、チャレンジしやすい環境と言えるでしょう。
まとめ
以上がアメリカの部活動事情です。
日本との一番の差はやはり、シーズン制があるかないかでしょう。
部活動は、留学先で親しい友人を作るために、非常に効果的な方法です。
今まで経験したことのない部活動でも、ぜひ良いチャレンジだと思って積極的に参加してみてくださいね。
実際に僕も日本ではサッカー部にしか所属したことがありませんでしたが、留学中には良い挑戦だと思って、全く経験のない陸上部に半年ほど所属しました。
結果、サッカー部よりも陸上部の方が親しい友人ができ、振り返ってみると、陸上部に入部して本当に良かったです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
アユサ高校交換留学
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