アメリカの新学期は秋。8月、9月から新しい学期が始まっていますが、コロナウィルスについて学校によってその対応は色々とあります。対面授業でスタートしている学校、逆に完全リモートの学校、対面授業とリモート授業をミックスした「ハイブリッド」型を採用している学校と様々です。
ただ、今年3月に全国的に一斉に休校となった時、多くの学校はすぐにリモート授業で再開し、学期を終えていました。
一方、日本はアメリカよりも早く休校要請が政府から出され、またインターネット環境も充実していますが、教育現場でのオンライン化とまではいかず、プリントを定期的に配って自宅学習をしながら、結局6月から対面授業へと戻っていきました。
この対応の差にはGoogleの存在があるようです。今回はアメリカの教育現場でのGoogleが果たしている役割についてご紹介します。
Chromebookの普及
皆さんはChromebookをご存知でしょうか。ChromebookとはGoogleが開発したOSが搭載されたノートパソコンで、アメリカの教育現場で使用されているモバイルデバイスとして約6割のシェアを2016年時点ですでに占めていました。値段が200ドルくらいから手に入ることもあり、1人1台持って授業を受けることという下地が今から4年も前から出来ていたことがわかります。
Google Classroomというサービス
Chromebookが普及している理由は安く手に入るからだけではありません。Google Classroomという存在こそがアメリカの教育現場で広がった理由なのです。
Google Classroomでは、先生は教材や課題、またその進捗状況も全て管理でき、生徒は課題の確認や提出、成績の確認などもできる、まさにインターネット上の教室となります。
また、実際の授業はGoogle Meetというビデオ会議システムがあり、全てがGoogleの作ったサービス上で完結することができるのです。
Google for Educationが作るこれからの学び方
これまで紹介したOSや教育プログラムの総称、Google for Education。ホワイトボードでアイディアの共有ができるようになり、出席も確認ができるようになり、またクラスを分けてグループワークもできるようになるなど、今後もどんどんオンライン上で便利に利用できることが期待されています。
アメリカへの高校留学する皆さんにとって、このGoogleが提供するサービスが、オンラインだからこそ受けることのできるサポートとして、心強いことになるのではでしょうか。
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