アメリカの生活

聖パトリックの祝日、アメリカ留学

St. Patrick’s Dayを聞いたことはありますか?

3月17日、アメリカは「緑」一色となります。いったい何の日でしょうか?

St. Patrick’s Dayとは

3月17日は、アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日で、カトリックの祭日であり、アイルランド共和国の祝祭日でもあります。

アイルランドでは何世紀も前からこの日を祝う伝統が受け継がれ、正式に1903年より祝日となり、イギリスから独立後、徐々に祭礼日として成長したとのことです。

アメリカでも特にアイルランド系アメリカ人が多いボストン、シカゴ、ニューヨークの大都市では非常に盛り上がります。

緑のビールを飲んだり、緑の服を着たり、昔は川を緑に染めたりもしたそうです・・・これは環境問題を考えて今は禁止されています。

この日だけではなく、3月限定で、マクドナルドでは緑のミント味のシェークを販売したり、シャムロック型のクッキーがスーパーで売っていたり、と3月は緑色の商品が何かと目に付きます。

なぜ緑?

緑一色でお祝しているのは知ってるけど、そもそもなぜ緑なのか??

これは、聖パトリックが布教の際、シャムロック(sham rock)(3つ葉のクローバーの一種)を手に、キリスト教の教義である「三位一体」を説いたのだそうです

また、この「シャムロック」が、「アイルランドのシンボル」であることも起源なのだそうです。

緑がないとつねられちゃう!

この日は、何でも良いので、緑色の物を身につける習慣があります。

そして緑色が衣服のどこにもなかったら、ツネって良いことになっています!だから子供達は皆、必死で緑色の入った服を探して着ます。

なぜ、つねられるのか?というと

レプラコーン(Leprechaun)は、いたずらが大好きで、緑色の物を身につけていないとツネる、という伝説があり、そこから来ているという話です。

レプラコーン?

レプラコーンはハリーポッターのお話にも登場したことがある、緑色の帽子を被り、緑色の服を着た、金貨大好きの小人のような妖精です。

小学校などでは宿題やグループワークで「レプラコーンをつかまえる方法」について考えたりもするそうです。子供たちは箱に落とし穴のようなものをつくったり、部屋を荒らされたら大変と片づけたりするそうです。

なんでもレプラコーンは、虹のふもとに金貨をたくさん隠していて、捕まえることができると、黄金のありかを教えてくれるんだとか。でも、ちょっとでも目をそらすとすぐにいたずらして、笑いながら姿を消すらしいですよ。

なんだか楽しいですね!

食事

この日は恒例のコーンビーフとキャベツを食べることになっています。

日本でいう缶のコーンビーフとは違い、大きな牛肉(胸肉)の塊です。

すでに塩漬けになってスーパーで売っており、それを長時間煮てキャベツと一緒に頂きます。

アイルランドの伝統料理と思いきや、アイルランドでは最近までこの伝統は無かったそうです。

昔アイルランドからアメリカに移民した人たちが、アイルランドでよく食べられるベーコンがアメリカでは高いので、

それに似たコーンビーフを食べてお祝いしたのがきっかけだそうです。

今では逆輸入で、アイルランドでもSt. Patrick’s Dayにコーンビーフを食べる人が多くなってきているとか。

お祝いの仕方

サンフランシスコ郊外では、毎年3月17日の週末に盛大なお祭りが行われます。

街の名前からもお分かりのとおり、アイルランドからの移民が建てた街で、St. Patrick’s Dayはこの街にとっては一大イベントです。

朝は消防署主催の「緑のパンケーキ」朝食から始まり、5キロマラソン、パレードと続き、二日間に渡って広場ではお祭りが開催されます。

広場のステージではアイルランド伝統の踊りやフィドルの音楽がパフォームされ、音楽を聴いているだけで陽気な気分になれます。

近年、東京でもSt. Patrick’s Dayのパレードが行われているところもあり、緑の服を着た日本人と外国人がギネスビールを飲みながらお祝いしている光景をニュースでも見たこともあるかと思います。

小さなアイルランドの国のお祭りを、今は世界中でお祝いする日になりつつありますね。

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