アメリカ独立記念日(7月4日)は、1776年にアメリカがイギリスからの独立を宣言したことを記念する祝日です。
昔は現在とは異なり、独立記念日の祝い方も大きく異なっていました。以下、18世紀後半から19世紀にかけてのアメリカ独立記念日の様子をご紹介します。
◽️宗教的な集いと演説会
独立宣言採択直後の頃は、まだ独立が確立されておらず、政治的な緊張感が高まっていました。そのため、独立記念日の祝いは宗教的な礼拝や演説会が中心でした。
教会では、独立のための感謝の祈りが捧げられ、牧師たちは独立の重要性を説く説教を行いました。また、各地で独立を訴える演説会が開催され、政治家や思想家たちが独立の正当性を訴えました。
◽️小型の花火と行進
19世紀に入ると、次第に独立記念日の祝いが娯楽的な要素を持つようになってきました。中でも、花火大会が人気を集めました。
当時の花火は小型で、現在のような派手な打ち上げ花火ではありませんでした。しかし、人々は花火を通して独立の喜びを表現しました。
また、パレードも行われ、軍隊や市民団体などが行進し、独立への誇りを示しました。パレードには、星条旗や独立宣言の写しが掲げられ、人々は熱狂的に声援を送りました。
◽️ピクニックとバーベキュー
独立記念日は、家族や友人と集まって過ごす日としても親しまれました。人々は、公園や自宅の庭でピクニックやバーベキューを楽しみました。
食事には、鶏肉や牛肉、野菜などを焼いた料理が定番でした。また、ビールやワインなどの飲み物も用意されました。
昔のアメリカ独立記念日は、宗教的な意味合いが強く、政治的な緊張感もありました。しかし、次第に娯楽的な要素も取り入れられ、家族や友人と集まって過ごす日として親しまれるようになってきました。
現代の独立記念日とは異なる点も多いですが、人々が独立への感謝の気持ちを持ち、喜びを分かち合ったという点は昔も今も変わりありません。
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