留学への決断
日本の高校を日々楽しんでいた私は、高校1年生の終わりに自分の将来について考えていました。そのときにこのまま同じような日々をただただ過ごしているだけでは成長することができない、と感じました。たまたまその時期に行ったアメリカ大使館でのイベントで留学経験のある方から話を伺うチャンスがあり、もし周りにサポートしてくれる人がいるなら絶対に行くべきだと言われ、自分を変える大きなチャンスになると留学を決めました。
AO入試に挑戦 アメリカでの経験が高い評価!
進路については留学前から決めていたため、帰国後すぐに予備校で進路の一般受験に必要な科目の国語と政治経済のクラスを受け始め、AO入試に向けては、学校の進路部や担任の先生と相談をしながら志望理由書などを作りました。留学中は現地での生活を第一に考え、受験勉強をしなかったため、帰国後はすぐに受験モードに切り替え必死に勉強しました。約1年間の留学で経験した困難や成功は受験の自信につながりましたし、留学で頑張れたわたしは大学受験も成功すると思えました。また、留学によって得られた高い英語力だけでなく、学力運動優良生徒など、アメリカの学校で得たタイトル、賞状は大学側からも高く評価されたと思います。
第一志望に合格!
私は高校二年生の夏に留学をし、高三、受験生として夏に日本に帰国しました。もう一度高校二年生からやり直す道もありましたが、仲のいい友人たちと一緒に卒業したいと強く感じ、高校三年生、つまり受験生としての復学を決めました。周りの友達はもう受験勉強をとっくの前に始めていましたが、留学で得られた語学力、頑張る力のおかげで第一志望の大学に合格することができました。
留学が大学受験のマイナスになることはありません!
最後になりますが、留学は楽しいことばかりではありません。幾度となく悔しい思いで涙したり、日本にいたらもっと楽だったのだろうかと考えることもありました。ですが、10か月間の留学を経て私は、日本で過ごす10か月の数百倍のことを吸収し、成長したと感じることができました。留学は大学受験にマイナスになる、そんなことはありません。留学は自分の二つ目の家族に出会い、一生の友達にも出会わせてくれる、また新しい自分に気づかせてくれる、そんな素敵な機会です。留学して、本当によかった。この体験記を読んだ高校生が1人でも多く留学したい、と思ってくれていれば幸せです。