みなさん、こんにちは。ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)を知っていますか？彼女は2020年に87歳で亡くなりましたが、それまで最高裁判所で27年間に渡り職務にあたり、進歩的な考え方でアメリカ社会を築いてきました。特にアメリカの男性や女性は、ギンバーグ氏に感謝すべきことがたくさんありますが、彼女が何をしたのかあまり知らせていません。ギンバーグは、女性の権利のために戦い、全世代の女性の模範となる行動をとり、そして、「真の変化は一歩ずつ前進することで起こる」と言っていました。それではギンバーグの功績を振り返ってみましょう。
コロンビア大学でいち早く卒業
1954年にトップ成績でコーネル大学（Cornell University）を卒業した後、クラスメートのマーティン・ギンズバーグと結婚しました。 2年後、彼女はハーバード大学ロースクールに進みました。ロースクールには、500人の学生が在籍していましたが、その内、女性はたった９人で、ギンズバーグ氏はその1人でした。また、彼女の夫が精巣癌と診断されたときは、彼のクラスに行きメモを取りました。それと同時に自分の授業にも参加し、娘のジェーンも育てました。その後、マーティンは回復しニューヨーク市の法律事務所に就職しました。ギンズバーグも一緒に移り住み、コロンビア大学ロースクールで学位を取得し、クラスで一番最初に卒業しました。
全米屈指の名門大学を卒業
ギンズバーグが卒業したコーネル大学（Cornell University）とコロンビア大学（Columbia University）はアイビー・リーグを構成する米国の最難関大学の一つで、全米屈指の名門校として知られています。
アイビーリーグとは、ハーバード大学、イェール大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、コロンビア大学、ブラウン大学、ダートマス大学、コーネル大学の8校で、アメリカ北東部に位置する名門私立大学の総称です。
誰よりの優秀な弁護士になれると思ったから
ギンズバーグは、法律雑誌のメンバーの最初の女性となりました。しかし、女性差別がなかったわけではありません。ハーバード大学の教授の1人は、彼女や彼女の女友だちに、「どうして男性が就くべき仕事に女性が手を出すことができるのか」と言い放ちました。後に、ギンバーグ氏は「個人的で利己的な理由で法科大学院に通いました。誰よりも優秀な弁護士になれると思ったのです。」と語りました。
平均賃金法・退職金
ギンズバーグは、「私はユダヤ人であり、女性であり、母親です。」この３つ目の「母親である」ことは社会進出において、とても厳しいことでした。
ギンズバーグは、コロンビア大学のプロジェクトである「国際民事訴訟について」取り組み、ラトガーズ大学の法学教授に就任しました。女性としては2人目となりました。彼女は、友人と共に「女性の権利に関するジャーナル」を立ち上げました。それは現在でも存続しています。ここで、ギンバーグは、男性の同僚が彼女よりもはるかに多く稼いでいることを知り、他の女性の同僚たちと「平等賃金法に対しての訴訟」をしました。そして、勝訴したのです。
1972年に、ギンバーグは最初の「終身在職権のある女性のコロンビア大学ロースクール教授」となりました。そして、1974年に性差別に関する法科大学院の判例集を共同執筆した時に課題となった退職金制度について考え、女性が男性と同じ退職金を得る為に戦いました。
最高裁判所で勝訴のケースを得る
アメリカ自由人権協会（American Civil Liberties Union, ACLU）と協力して、ギンバーグは性差別事件の訴訟を開始しました。彼女が考えた、制度化された女性差別を無効とする戦略とは、「時間をかけても勝訴となりえる事件で勝つことでしたが、当時の一部のフェミニストは彼女の動きが早くないことを批判しました。しかし、その後、ギンバーグは最高裁判所で6件の訴訟を主張し、5件の勝訴を得たのです。
反対意見がいつか法律になる
1993年にビル・クリントン大統領に任命された後、ギンバーグは米国史上2番目の女性裁判官となりました。ギンバーグの仲間の裁判官はギンバーグが判決を決める際に常に反対意見を述べるため、「The Great Dissenter（強い反対者）」とニックネームをつけました。これに対して、彼女は 「いいえ、私の反対意見のほとんどはいつか法律になると思います」と2015年に語ったのです。
https://www.goodhousekeeping.com/life/g34111816/ruth-bader-ginsburg-accomplishments/
出典
www.goodhousekeeping.com/life/g34111816/ruth-bader-ginsburg-accomplishments/
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