皆さんご存じのとおり、ビル ゲイツは、ハーバード大学在学中にMicrosoftを起業しました。2007年のハーバード大学卒業式でスピーチした内容を見てみましょう。
パソコン製造会社に電話で売り込み
ハーバードで思い出の1つは、1975年1月に世界初のパソコンの製造を開始した「アルバカーキ(※)」の会社に電話をかけたことでした。私は彼らにソフトウェアを売ることを申し出ました。彼らは「まだその段階まで行っていないので、1か月後に来てくれ」と答えました。実のところ、まだソフトウェアを書き上げていなかったので、好都合でした。そして、すぐに昼夜を問わず働き始めました。
そしてこれが私の大学教育の終わりとマイクロソフトとの記念すべき道のりの始まりになったのです。
世界の不平等
ハーバードて覚えているのは、非常に多くの優秀な人々に囲まれた環境で勉強できることです。それは爽快で、常に前向きなエネルギーに満ちていました。ハーバードで過ごした年月、培った友情、取り組んだ考え方や思想などによって私自身も生まれ変わったのです。
でも、振り返ってみると、後悔が1つあります。それは、健康や富、チャンスを手にする機会において、何百万人もの人々を絶望に追い込むほどの恐ろしい格差が存在するという世界の不平等を理解することなくハーバードを去ったことです。
私はハーバードで経済学と政治学の新しい考え方について多くを学びました。そして科学の進歩に触れました。しかし、人類の最大の進歩とは、発見そのものではなく、不平等を減らすためにそれらの発見がどのように応用されるかにあります。民主主義、強力な公的教育、質の高い医療、または幅広い経済的機会などによって、不平等を減らすことこそが人類の最大の成果でしょう。
(※)アルバカーキ (Albuquerque) は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州の中央部に位置する同州最大の商工業都市です。
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