ヨーロッパ諸国の子どもたちの食事についての考え方について見てみましょう。
フランスは食事をゆっくり楽しむ
フランス人は、食事はゆっくりと味わうことが大切だと考えています。そして、子どもたちには幼い頃からゆっくり食べる習慣をつけさせます。
フランスの子たちは、食事をかき込むことも、早く食事を済ませようと急ぐこともあまりありません。フランスの学校では一般的に、長い時間、食卓につくことができ、昼休みの後はのんびりと遊ぶことができます。昼休みは社交の場であり、新しい食べ物を試す機会でもあるのです。
子どもたちも飲酒!?
イタリアをはじめとする多くのヨーロッパ諸国では、年長児や若年層が夕食時に家族と一緒にワインやアルコールを味わうことが受け入れられてきました。
ヨーロッパのほとんどの国では、お酒の購入は18歳からとなっていますが、家族の管理のもとでお酒を飲むことは問題視されていないようです。このような習慣は変わりつつありますが、それでも若い人が家族と一緒にお酒を飲む姿を目にすることがあります。
家族と夕食をとりながら、あるいは大人の管理下でワインを味わうことで、子どもが後に薬物乱用の問題を起こす可能性が低くなることを示す研究もあります。
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