アメリカにおける子供向けの防災訓練は、日本と異なる特徴を多く持っています。特に「自分の命は自分で守る」という自助の精神と、多種多様な災害への対応が重視されています。
例えば火災訓練の一つに、
Stop Drop and Roll(止まる・倒れる・転がる)というものがあります。
服に火が燃え移ってしまった際に、身の安全を守るための非常に重要な行動手順です。これは主に子ども向けの防火教育として教えられていますが、大人にとっても有効な対処法です。
Stop(止まる):
服に火がついたことに気づいたら、すぐにその場に立ち止まります。
Drop(倒れる):
立ち止まったら、すぐに地面に倒れ込みます。顔や頭は手で覆い、腕や肘で保護する。
Roll(転がる):
地面に倒れた状態で、左右に転がります。これにより体に密着した炎の酸素供給を遮断し、火を消すことができます。何度か転がり、火が完全に消えたことを確認するまで続けます。
アメリカの学校や消防署では、幼い頃から「Stop, Drop, and Roll」の歌やジェスチャーを通じて、子どもたちにこの重要な手順を教えています。これにより、万が一の事態に直面した際に、反射的に正しい行動がとれるように訓練されています。
この「Stop, Drop, and Roll」は、いざという時に自分自身や大切な人を守るための、シンプルながらも非常に効果的な方法です。ぜひ覚えておいてくださいね。
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