今回は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相の後継者候補の一人、ベアボック氏（グリーンズ党）について見てみましょう。
ドイツの次期首相になり得る女性
ドイツの次期首相候補ベアボック氏は、グリーンズ党（緑の党）初の候補者、そして唯一の女性です。
40歳のベアボック氏は、北の都市ハノーバー出身の元トランポリンチャンピオンです。ハンブルクとロンドンで法と政治を学び、欧州議会のグリーンズで働きました。2013年から連邦議会でドイツの国会議員を務めており、2人の若い娘の母親として、家族の問題と環境について強力なキャンペーンを行ってきました。
これまでに彼女は大臣職に就いたことは一度もないため、ドイツの「現状維持」政治に汚染されていないと主張しています。
グリーンズ党
ベアボック氏は、ロベルト・ハーベックと共にグリーンズ党の人気を獲得しました。これまでグリーンズ党はこれほど強くなったことはなく、連立政権に入る可能性が高いようです。
グリーンズ党の人気の背景は、市民の間で地球温暖化問題に関する懸念が強まり、二酸化炭素などの削減を加速するべきだと考える人が増えていることにあります。ドイツでは気候変動政策を重視する政党の支持率が高まり、軽視する政党は票を減らしています。
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