参加費用:30,800円(税抜)
費用に含まれるもの:講義、運営、宿泊、食事一部
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京渋谷区代々木)
人数:40名程度
対象:中学1年生~高校3年生

英語のプレゼンテーション・ディベート力を養う!
5つの構成で学ぶ

Ayusaキャンプのテーマは英語で地球規模の環境問題について議論し、意見を戦わせ、解決策を見つけ、プレゼンテーションができるようになることで、広い視野を養いながら発信力を育むことが目的です。参加者は、ワークショップで基本的な知識を学び、フィールドワークで調査し、チームで話し合い、プレゼンテーションで解決策を発表します。


ワークショップ・ディスカッション

グローバルな「環境問題」をテーマとして、文化・言語・コミュニケーションの重要性について学び、文化・歴史・経済発展・言語・宗教等が異なるが故に起こる対立、問題に取り組みます。環境問題への取り組み方について、各自それぞれが英文で調べ、チームで話し合い、一つの意見としてまとめます。

ディベート

チームとして一つにまとめた考えをプレゼンテーションとして発表します。異なる解決策をもったチームとディベートにより意見を戦わせ、グローバルな環境問題の解決策を考えます。

フィールドワーク

高尾山で実際に森を体験し、地元の人々や観光客に森林保護と森林伐採の危険性についてインタビュー形式で質問をします。他者から見たグローバルな環境問題と解決策について洞察します。フィールドワーク中に与えられたタスクは、最終的なプレゼンテーションの裏付けを目的としています。

海外の学生とディスカッション

他国の同世代の学生とオンラインで意見交換を行います。森林環境問題は国境を越えた問題です。異なる国の学生と協力して、共通の課題に対処する方法を模索することで、国際的な協力の重要性を理解し、そのスキルを磨くことができます。

最終プレゼンテーション

理論的な知識とフィールドワークの結果を踏まえ、グローバルな環境問題の課題と解決策についてチームで発表します。

Did you know?
アメリカの高校で行われる「ディベート」とは?

アメリカの高校の授業で行われるディベート(Debate)とは、一般的にある議題について、賛成派・反対派の二つのグループに分かれて、それぞれのグループが賛成または反対の根拠を述べ合い、説得力を競い合うことをいいます。アメリカでは4年に1度の大統領選でも、二大政党の大統領候補がテレビでディベートが行い、選挙の行方を左右するイベントとも言われています。

森林の環境問題に取り組む

森林は生態系のバランスを維持し、二酸化炭素を吸収して地球温暖化を防止し、天然のダムや浄水機能、土砂の保持、そして木材や食料(例:キノコや果物)を生産します。 森林破壊は、人間の活動によって森林が失われる現象です。主な原因としては森林の伐採、土壌の汚染などが挙げられます。森林破壊が進むと、自然な機能や恵みが失われるだけでなく、動物が絶滅や食料不足、異常気象の増加など、さまざまな悪影響が生じます。

特に、森林の減少によりCO2の吸収量が減少し、地球温暖化が加速するという大きな問題があります。このため、世界各地で森林破壊を抑制し、持続可能な森林管理を推進する取り組みがますます重要視されています。

グローバルに考える

英語で環境問題に取り組むことによりグローバルに考え、発信する力を促進することができます。他国の環境問題への取り組みを知ることは、歴史、政治、経済について知ることにもつながっていきます。

世界の森林
世界の森林面積は約40.3億ヘクタールで、全陸地面積の約31%を占めています。しかし、毎年520万ヘクタールもの森林が減少しており、特に南アメリカやアフリカの熱帯地域で減少が顕著です。一方、中国やインド、ベトナムなどの温帯地域では、森林面積が増加しています。これには地域ごとの特性や植林活動の影響が大きく関わっています。

問題
違法伐採が森林保全の大きな問題となっています。特にブラジル、オーストラリア、インドネシア、ナイジェリアなどで顕著です。
オーストラリアでは干ばつや森林火災が影響し、他の国々では農地への転用や過剰な薪の採取が問題となっています。

違法伐採の割合
(1999年)英国とインドネシアとの共同研究:インドネシアでの伐採の50%が違法
(2000年)環境NGOの調査:ロシアでの伐採の20%が違法

違法伐採の影響
違法伐採された木材や木材製品が国際市場に出回ることで、木材生産国の持続可能な森林経営が妨げられ、森林の減少や劣化が引き起こされます。また、これらの違法製品が安く流通することで、輸入国の持続可能な森林経営も損なわれるという問題があります。全米林産物製紙協会(AF&PA)は、違法伐採によって世界の木材市場価格が7-16%も押し下げられていると報告しています。
【森林保護と管理に関する主要な国際的な取り組みの要点をまとめ】
これらの取り組みは、世界各国が協力して森林の保護と持続可能な利用を推進するために行われています。
1983年: 国際熱帯木材協定(ITTA)が作成
1995年~1997年: 森林に関する政府間パネル(IPF)が行動提案を採択
1997年: ITTA1994年協定が発効し、「2000年目標」が盛り込む
1997年~2000年: 森林に関する政府間フォーラム(IFF)が行動提案を採択
1998年: バーミンガム・サミットでG8森林行動プログラムが策定
2002年以降: アジアの森林パートナーシップ(AFP)が設立され、地域協力を推進
2005年: グレインーグルズ・サミットで違法伐採問題に対する各国の対策が盛り込まれた「グレインーグルズ行動計画」が採択
2011年: 国連の国際森林年宣言。全ての森林の持続可能な管理と開発の重要性を強調
(引用:環境省自然環境局自然環境計画課)


考えてみよう
日常生活で住宅、紙、家具など様々な形で木材を使っていますが、その多くは世界中の森林から輸入されています。違法伐採は主に木材や木製品の輸出を目的としていますが、私たちは、どのようにして木材生産国の違法伐採や森林の減少・劣化を抑えることができるでしょうか?

環境問題に関連する英語も覚えよう

廃棄物管理 - waste management
持続可能性 - sustainability
再生可能エネルギー - renewable energy
生物多様性 - biodiversity

水質汚染 - water pollution
森林伐採 - deforestation
地球資源の枯渇 - depletion of natural resources
環境保護 - environmental conservation

スケジュール
(天候や諸事情により変更となることもあります)

英語で地球規模の環境問題について議論し、意見を戦わせ、解決策を見つけ、プレゼンテーションで発信する力をつけましょう。


1日目
AM オリエンテーション、グループ分け、英語レッスン等
PM 森林環境問題、ワークショップ、ディスカッション、ディベート、プレゼンテーション(討論、協議、発表)の方法
2日目
AM & PM 高尾山で、環境問題について街頭インタビューを実施
インタビュー結果のまとめ
3日目
AM 海外の学生と環境問題についてのディベート
PM プレゼンテーション発表

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