菊地優斗くん

  • 派遣先:ユタ州
  • 2021年度 派遣生

留学するにあたって意識したこと

留学をするにあたって渡米前の英語学習に力を入ました。最初は、CDとテキストを使ってリスニングの練習をしていました。まずは英語だけを聞き、自分がどれだけ理解できたかを日本語訳付きのCDで確認、次に日本語訳付きのCDとテキストを使って発音された英語を正確に書き取る、そしてその英語を発音して覚えるということをしていました。
また、オンライン英会話も受講していました。テキストを使ったレッスンやフリー英会話などで自分の気持ちを英語で表現すること、会話を続けること、質問をして会話を理解する練習をしました。1年半ほど練習を続けることで英語を話すことへの緊張が消えて楽しい会話ができるようになりました。

ホストファミリーとの思い出

11月にホストファミリーとサンクスギビングをお祝いしました。
サンクスギビングホリデーの間、カリフォルニア州のサンタクルーズに行きました。カリフォルニア州はどこも暑いイメージがありましたが、私が行ったところは全然暑くなく、むしろ寒かったです。10時間のロングドライブで向かいました。
サンクスギビングの当日は、ホスファミリーの親戚など大勢で楽しみました。また、食事はターキーや様々なパイなど、とても豪華なものでした。私はバナナパイがお気に入りでした。これまで、経験してきた沢山のアメリカの行事の中でもお気に入りの行事になりました。
また、クリスマスも思い出に残っているイベントの一つです。シークレットサンタという受け取る人が誰からのプレゼントか分からないプレゼント交換をしました。私はジブリが好きなホストシスターにカオナシの貯金箱をあげました。
クリスマスの朝に起きると、すごくたくさんのプレゼントがあり、量の多さに驚きました。クリスマスイブの夜には、親戚が集まり、スペシャルディナーを食べてパーティーをしました。今までで一番のホリデイになりました。

学校、学校の友人との思い出

学校の授業でお気に入りだったクラスは、Welding Tech という溶接の授業です。前期は、安全確認の授業や練習を行いました。後期からはプロジェクトが始まり、自分の溶接で作りたいものを作ることができます。鉄の発注や、設計図の組み立てなど、全て自分で行います。この自由に何でも出来ることが、お気に入りの授業である理由の一つでした。
クラブ活動は、トライアウトを受けてサッカーに参加しました。60人以上がトライアウトに参加し、私は一軍のvarsity に入ることが出来ました。ユタ州の大会で勝利を積み重ね、チームメイトと良い成績を残すことができました。
私の派遣されたユタ州では、冬に雪がたくさん降るので友だちとスノーボードを楽しんでいました。近くのレンタルショップでスノーボードのブーツと板をシーズンレンタルし、少しでも時間があれば友達を誘って山に行き、スノーボードをしていました。日々新しいトリックを覚えるのがとても楽しかったです。

自分が成長した点

留学を通して色々なことを学びました。
まずは、挑戦する勇気を学びました。留学直後は英語があまり話せず、自分のアクセントを理解してもらえないこともありましたが、それでも挑戦しつけなければいけない、ここで止まってはいられないと、諦めずに知らない人や大きなグループの中でも話すようにしていました。
他には、人生の選択肢が広がりました。アメリカに行く前は、日本が最高の国で一番だと思っていました。しかし、アメリカでは、気候、人、言語、食べ物など全てが違います。アメリカの良い点、悪い点、日本の良い点、悪い点などを比べることによって、高校卒業後の選択、就職の選択など選択肢が増え、考え方が変わりました。
留学中の様々な経験が自分の自信に繋がり、価値観が変わってすごくポジティブになりました。