澤畑菜春さん

  • 派遣先:フロリダ州
  • 2021年度 派遣生

留学するにあたって意識したこと

留学をするにあたって日本の文化について勉強し、英語で伝えられるように確認をしました。何気ないことも意識をしながら、日本の面白いところや流行っていることを見つけて紹介できるように準備をしました。また、派遣先のフロリダ州についても調べながら持っていくもの等の準備を進めました。
他にも友達との会話のきっかけを作るために自分の幼い頃から今までの写真を用意しました。お正月のおせち、七五三の着物、卒業式の袴など日本を紹介できるものが写っているので興味を持ってもらえるよう紹介したいです。

ホストファミリーとの思い出

1番幸せだったことは素敵なホストファミリーと巡り会えたことです。私にホームシックになる時間はありませんでした。毎日のようにあらゆるところへ連れて行ってくれたり毎週末遊びに連れて行ってくれたり、ボランティアなどさまざまな体験をさせてくれました。みんなと体験しながら文化や英会話を身につけることができました。フロリダは暖かい日が多いので、家のプールで泳いだり、水遊びは最高でした。道路の広さ、テーマパークの広さ、食事の量、全てにおいて規模が大きかったです。
毎朝5時40分真っ暗の中ホストマザーは車でスクールバスのバス停まで送ってくれました。バスが来るまでその日の天気や予定を話したりしました。また部活の試合で帰りが遅く夜10時過ぎになった日でさえ、ホストファザーが迎えにきてくれてその日の試合結果や反省点について話しながら帰ったことはとても良い思い出です。

学校、学校の友人との思い出

学校初日から仲の良い友達ができたことは私が留学を楽しめた理由です。初めからわからなかったことを近くに座っていた子にたくさん質問しました。日本から来たことを伝えると、日本のアニメの話になりました。その子達は私よりも日本のアニメに詳しかったです。アニメの話で盛り上がることですぐに仲良くなれました。日本のアニメ文化の凄さに驚くと共に感謝します。その子達とは今でも親友です。
クラブ活動は、バスケットボールに参加しました。練習は毎日あり、そのうち週2、3回は他校と試合をしました。みんなでスクールバスに乗り、試合会場まで行きます。チームメイトと毎回の試合のために練習を頑張ったことはとても楽しい思い出です。

自分が成長した点

私が留学で成長できたと感じることは2つあります。
1つ目は、自分の意志をしっかり持ち、それを相手に伝えられるようになったことです。日本のように『察する』という文化が少ないので、曖昧に返事をしてしまうと相手を困らせてしまう場合があるからです。
2つ目は、他者理解ができるようになったことです。フロリダ州は色々な国籍の人がいて、私の友達にはブラジル人、ベトナム人、キューバ人、プエルトリコ人などがいます。そのため英語以外にもスペイン語やポルトガル語など多くの言語が飛びかっていました。育ってきた環境は全く違うけど、一緒に住んでいることが当たり前のアメリカで過ごせたことはとても貴重な経験です。
より良い留学生活を送るためには自分からコミュニケーションを取るよう心がけること、意思表示をしっかりすること、日本について知っておくことが大切だと感じます。日本の家族と離れて暮らす環境も、日本の文化と違うところで生活することも私を大きく成長させてくれました。