登録費用:55,000円(税込)
参加費用:209,000円
※別日もあり。詳細はお問合せください。
2025年8月4日(月)から 8月17日(日)
2025年9月8日(月)から 9月21日(日)
申込期日:満席になり次第締め切り
Web説明日 | 4月30日(水) 15:30-16:00 |
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Web説明日 | 5月13日(火) 15:30-16:00 |
Day 1 | ・タイの指定空港で待ち合わせ ・現地受入団体の寮にチェックイン |
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Day 2 | ・山岳民族の歴史、文化、現状、課題の理解 ・ボランティア活動の詳細 ・異文化習俗の理解 ・タイ語レッスン |
Day 3〜6 | ・異文化交流や多文化共生の理解 ・小学校でボランティア活動 ・市場やナイトバザール見学 |
Day 7 | 休日。観光やオプショナルツアーなど |
Day 8〜12 | ・アカ族の村でのホームステイ ・コミュニティーでのボランティア活動。道路補修など村人の生活向上を目指す ・社会開発、地域開発について学ぶ ・山岳民族特有の文化や生活を体験し理解を深める |
Day 13 | 休日。観光やオプショナルツアーなど |
Day 14 | ・片付、掃除、荷造り ・チェンライ空港へ移動、解散 |
タイ北部、主にチェンライの山岳部で活動する地元の団体を通じて活動し、山岳地域のコミュニティーを組織化し、アカ族自身の力で課題を解決できるよう支援します。
単なる「支援」ではなく、お互いに学び合い、成長し合うことを目指しています。山岳コミュニティーは、豊かな知識と生活の知恵を持っています。そこから多くを学ぶことができます。
課題:教育
地域の学校の活性化と教育プロジェクト
目的
学校の環境を向上させ、生徒たちに多様な学びの機会を提供することを目指す
具体的な活動
課題:
女性の自立と技術支援のためのフェアトレードプロジェクト
目的
女性たちに持続可能な収入源となる仕事を提供する
伝統的な手工芸技術を活かしたプロジェクトを通じて女性の自立を支援する
具体的な活動
タイのアカ族は、タイ北部、主にチェンライの山岳部で暮らす民族です。自然の中で生活するアカ族は、原生林を切り開いて数年間その土地で耕作し、土地が瘦せてくると新しい場所に移動して開墾を繰り返すという焼畑農業を行ってきました。また、祖先から引き継いできた祈祷師による精霊信仰と祭祀を守り、村長・家長を中心とした共同体には民族独自の言葉と風習があります。
現在、アカ族の文化を守る取り組みが広がっています。背景には、手つかずの土地の不足に加え、政府が環境保護のために焼畑農業を禁止するようになったことがあります。そのため、アカ族は持続可能な農業や換金作物の栽培に力を入れざるを得なくなり、従来の生活と文化を守ることが難しくなっています。
直面している課題
タイのアカ族は200年以上に渡り独自の生活を守ってきましたが、民族固有の生活は、近代化が進む社会の影響を受け大きく変わろうとしています。独自の文化を守りつつ、少数民族を取り囲む環境の変化をどう受け入れていくかが直面する課題です。
無国籍
1974年、タイ政府は山岳民族にも国籍を与えることを決定しましたが、現在でも山岳民族の四分の一は無国籍です。国籍取得の条件を満たせない場合や、満たしていても政府の認定手続きが遅れていることが原因です。無国籍であると、移動の自由や土地所有の権利などが制限され、教育や医療も十分に受けられません。また、土地を所有できないため、暮らしている土地が開発され奪われるだけでなく、外部から来た労働者が山岳民族をだますなどの問題も起きています。
高地居住
山岳民族が高地で生活する場合には、高地民居住許可証も必要です。しかし、これらの手続きは高地から離れた場所でしか行えず、費用もかかります。現金収入の少ない山岳民族にとっては大きな負担です。
教育
アカ族の収入はタイの農民の平均月収約4万円の1/5にも満たず、生活が非常に困難です。アカ族は独自のアカ語を話していますが、タイ語を学ぶ教育機関は村に存在せず、読み書きができないため町での仕事も難しい状況です。タイの識字率は高いですが、アカ族の識字率は約1%にすぎないとされています。教育不足は人身売買にもつながる深刻な問題です。
アカ族の宗教
アカ族は厳格な規律を持つとされる民族です。宗教は、アニミズム、祖先崇拝、土地との関係が混じり合ったもので、家族の強い絆がありますが、若い世代ではキリスト教徒も多くなっています。特にタイのチェンライのアカ族では19世紀からの欧米による普及活動を受け、近年ではキリスト教徒が90%以上を占めるようになったため、新たな価値観を模索し、キリスト教の教義に基づいた生き方を見つけようとしています。アカ族のキリスト教はいわゆる敬虔なクリスチャンとういうよりは、集団で生活をする際に協力し合うためには、村単位で宗教を一つに決めた方が良いという生活に密着した理由があるといえます。
山﨑さん
もともと海外に行ってみたいという思いがありました。専攻分野の授業から、国や地域によって環境が様々なこと、社会の仕組みによって個人では解決出来ないことが存在していることを知りました。そういった面から、発展途上国での海外ボランティアに興味を持ちました。また、ボランティアだからこそ出来る現地の方々とのお話や参加者との出会い、協力する活動に惹かれたのが参加動機です。今回の経験を通し、色々な人と出会うことで、刺激を受けたり自分を見つめ直したりする良い機会になりました。人の笑顔を見るのが好きだと感じたので、将来は誰もが住みやすく互いに助け合いながら笑顔あふれる町づくりをしたいと思います。
本田さん
タイでのボランティアを通して、相手の文化や習慣を理解・尊重する事により、様々な方と信頼関係を築く事が出来ると気付きました。
支援を必要とする方たちの本当の声を聞く為に、信頼関係の構築はとても重要だと考えます。また、実際に現地に来ることで、将来も国際協力に携わっていくことについて覚悟を試される機会にもなりました。
本や授業では体験できない、有意義な経験ができたこともよかったです。タイでの経験を活かし、将来は人権を守る仕事や、開発分野などに携わって行きたいと思っています。
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